中学生になると小学校ではなかった古典の学習が入ってきます。
塾でも初めての学習となります。
中でも故事成語は漢字がたくさん出てきて古文とも違った文で国語の学習のなかでも得意な人と苦手な人と別れてしまう分野です。
わからない部分を塾で補う故事成語の学習方法は、まずは、読めるようになること。
次に意味を理解すること。
この二つは学校でも繰り返し学習する内容です。
また、中には小学校でも意味は習ったものもあります。
単に憶えようとしても、内容が具体的にイメージできていないことがあります。
出てくる場面を思い描いて理解することが大切です。
そのために、言葉の意味や、その場面のイメージ画を描いてみることに取り組んでみましょう。
絵のうまい下手は関係ありません。
故事の出来事がどのようなことだったのかをとらえることが大切だからです。
その場面がきちんと理解できれば、その意味も理解することができます。
4コマ漫画で表現してもいいでしょう。
イメージが難しい場合は、すでに漫画で表現された本も出版されています。
参考書としてみてみるのもよいでしょう。
中学生になると国語で学習する語彙はとても増えてきます。
一度読んだだけでは憶えられなし、使いこなすのは難しいことです。
学校で繰り返し語彙だけを扱うことはありません。
そこで、塾で使う部分と、増やす部分を補う必要があります。
まず、使う部分とは、新しく出てきた言葉を使って、短作文を作ることです。
そして、自分の作った文と人の作った文を読み比べてみましょう。
その語の意味を正しく理解し、使えているかを確認しあいましょう。
また、増やす部分とは、どうすることなのか。
その語の反対の意味を持つ対義語を調べて、一緒に憶えることです。
さらに、対義語だけでなく、類義語・同義語も調べて憶えるよにします。
辞書の使い方もうまく、早くなります。
しかし、単調な作業なので、語句の意味を調べたり、対義語・類義語・同義語を調べるだけでなく、そのスピードを競い合うゲームにすると、楽しみながら調べることができます。
このような学習方法が取れるのは塾の利点です。
少人数で、個人で、競い合う相手は、友だちでも、ストップウォッチのタイムでもできます。
楽しみながら使える、知っている言葉を増やしていきましょう。